転職活動をしていたとき、ビジネスのことをもっと知らないとなぁと思った。
けど、ビジネスのことってどうやったら学べるんだ?というのが素朴な疑問。 よく巷だとビジネスモデルが云々と言われるけど、なんかバズワードというか、意識高い系()が使う意味のない横文字のように思えて、具体的にどういうことなのかがよく分からなかった。
そんな中、手にとってみたのが『ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書』
- 作者:アレックス・オスターワルダー,イヴ・ピニュール
- 発売日: 2012/02/10
- メディア: 大型本
出だしは意識高い系の臭いのするかなり胡散臭いものだったけど、「1章 キャンバス」の内容はとても面白かった。
定義:ビジネスモデル
ビジネスモデルとは、どのように価値を創造し、顧客に届けるかを論理的に記述したもの。
(『ビジネスモデル・ジェネレーション』より引用)
これだけ読んでもよく分からないけど、「ビジネス」を一つの価値提供するためのシステムと考えると、とても分かりやすいと思った。
Webのシステムがよく3層アーキテクチャのように捉えられるように、ビジネスを9つのモジュールから捉えるという考えをこの章では示している(とエンジニアの自分には読めた)。 それぞれのモジュールにどのようなものを配置するかを考えて1つの大きなシステムを構築し、それがビジネスになると。 こういった共通の見方が提示されると、それぞれのビジネスモデルが具体的なものとして「見える化」されるので、とても分かりやすそう。
2章ではパターンを取り上げるようで、そういうところもデザインパターンに通じる部分がありそうで、設計の話なんだと理解するとすんなりと入ってくると思った。
ではまた明日。