今日はいろいろ勉強会に参加したけど、読んだマンガから。
まず車谷さんの『朝起きたら妻になって妊娠していた俺のレポート』。
無事赤ちゃんが生まれた主人公（男）が、いきなり妻から「離婚して」と言われるところからスタート。 訳も分からず混乱する主人公だけど、次の日に起きたらなんと妊娠初期の妻になってて、そこから妻の視点で主人公の言動や妻の体調を体験していくというストーリー。
いやー、女性の視点から妊娠するとどんな感じなのかを見ることができるので、結婚してない身だけどいろいろと耳が痛い・・・ ぜひとも世の男性にも読んでもらって自問してもらいたいところ。
他、次のようなのも読んだ。
『綺麗にしてもらえますか。』は新しいキャラが出てきたり以前のぬいぐるみの話が出てきたりと、少しずつだけど話が進んできてて続きが楽しみ。
あと、『春とみどり』がよかった。
主人公みどりと中学の頃の親友つぐみの娘ハルとが訳あって一緒に暮らすことになる話で、この二人の関係性が描かれている。 こういう繊細な関係性、とてもいい。 そして、いろいろあったけど、最終的にはそれが乗り越えられて、「そんなことだったのか」とキレイに昇華されていたのがとてもよかった。
みどり
「私達って、傍から見たらどんなふたりなんだろ」
ハル
「親子には見えないよね」
みどり
「・・・姉妹とか？」
ハル
「あー、みどりさんが妹？」
みどり
「絶対言われると思った・・・」
みどり
「・・・名前なんてつけられないのかも」
ハル
「・・・そうだね。名前なんかなくても、一緒にいられたらいいのにね」
ハル
「みどりさん言ったよね、名前なんかつけられないって」
ハル
「・・・私にとってのみどりさんはさ、もう『お母さんの友達』とか、そんな簡単な言葉にできないんだよ」
ハル
「・・・私はみどりさんにとってのお母さんみたいにはなれないかもしれないけど・・・私がいなくなったとしてもそのことだけは忘れないでよ」
みどり
（・・・そっか、つぐみちゃんにできなかったこと、ハルちゃんに返さなきゃってずっと思ってた。でも、本当はもうそんな理由がなくたって・・・）
みどり
「私、この場所が好き。笑ったり怒ったり、ハルちゃんと一緒にいると毎日楽しい」
みどり
（なんだ、それだけでよかったんだね）
ハル
「・・・それって『つぐみちゃん』がいなくても？」
みどり
「ハルちゃんはハルちゃんだよ。離れたって、どこにいたって、変わらないから」
ではまた明日。
